まず結論から
AI は内部の発明届出書の情報収集や草稿作成を支援できます。作業と受領者を定め、事実、不足情報、引継ぎを確認します。Gatsbi、収集ツール、検索サービスの役割は異なります。同じ技術・アカウント条件で評価し、草稿や検索を特許性の判断と混同しないでください。
押さえておきたい点
受領者と必要な成果物を定める。
不明値、提案、未試験の効果、矛盾を試す。
同じ資料、指示、観察項目を使う。
実資料の利用許可、アカウント条件、出力を確認する。
本ガイドは Gatsbi が発行しており、自社製品も紹介しています。Gatsbi と他の製品を同じ作業基準で検討し、公開資料に基づいて説明しています。実機による比較試験の結果ではありません。選定前に最新の機能と利用条件をご確認ください。
ツールで準備するものを定める
対象は内部の発明届出であり、公開資料や完成した出願ではありません。発明届出の解説で違いを確認できます。発明者には質問形式、技術移転部門には進捗管理、専門家には出典付きの記述が必要かもしれません。
入力可能な情報、必須項目、不明点の処理、確認者、出力形式を先に定めます。実験の創作や発明者の自動判定は対象外にします。MIT の案内は運用例です。自組織の承認済み経路に合わせ、別の機密情報保管庫を無断で増やさないようにします。
個人の発明者:メモを技術説明にし、不足する事実と質問を明示する。
組織の担当者:必須項目を収集し、照会担当を割り当て、提出状態を保存する。
専門家:出典付き記述、番号付き図面、未解決事項、編集可能な出力を受け取る。
製品を選ぶ前に役割を比較する
情報収集、案件管理、先行技術調査、草稿作成は別機能です。検索ができても貢献履歴を管理できるとは限らず、読みやすい草稿でも記述の由来が失われる場合があります。
2026年10月18日に確認した公開資料に基づく比較で、実機評価やセキュリティ監査ではありません。発行元の Gatsbi にも同じ確認を行います。組織の既存システムは実際に確認する選択肢であり、特定製品への主張ではありません。利用するサービスの料金、アカウント管理、形式を確認してください。
| 候補と作業 | 入力 → 説明される出力 | 適する場面 | 導入前の確認 |
|---|---|---|---|
Solve Intelligence · 入力支援 | 提出情報 → 構造化、追加質問、受付追跡 | 知財部門が発明者への照会と確認を管理 | 必須項目、記述と出典、訂正、出力、アカウントとデータ条件を試す |
Patsnap Eureka IP Search · 先行技術検索 | 技術説明 → 関連候補の特許文献と特徴ごとの根拠 | 関連技術の検索を導く説明がある | 範囲と原文を確認し式と結果を保存。特許性や実施自由の見解ではない |
Gatsbi Writer · 届出草稿 | テキストまたは DOCX → Patent モードの草稿、確認、出力(製品資料による) | 既存の資料を確認用の届出書に整理 | 事実、出典対応、版履歴、実際の形式を試す。データ条件は作成機能の説明だけでは確認できない |
組織の既存システム · 承認済みの内部提出 | 必須情報 → 組織の届出と案件記録。実システムを確認 | 既存様式と人の照会で足りる場合 | 項目、権限、保管、訂正、出力を確認。不足する作業にのみ AI を追加 |
技術的事実への忠実性を確認する
任意の部品が必須になったり、期待効果が測定結果になったり、未知の数値が加わったりする誤りを確認します。提供事実、忠実な言い換え、未解決の質問を分け、重要な記述を元のメモや図に結び付けます。
関係、順序、条件、依存関係も保ちます。提供された事実、忠実な言い換え、未解決の質問を区別し、元メモと文章と訂正を保存します。ツールが加えた実施形態は発明者が確認するまで提案された代替案です。
試用では固定のメモを使い、根拠のない変更を具体的に記録します。訂正が改稿と出力後も残るか確認します。完全性の百分率だけでは、変更された技術的事実を特定できません。
実際の処理における機密性とデータ管理を評価する
まず入力の許可を確認します。未公開技術、第三者情報、契約に制約がある場合があります。MIT の AI 方針は機関独自の例であり、世界共通の規則ではありません。
アプリ、モデル提供者、保存先、ログ、バックアップ、連携先を整理します。「学習に利用しない」だけでは保存やアクセスは分からず、デスクトップアプリでも処理がローカルとは限りません。Solve の説明を含め、実契約と照合します。不明な管理項目は未確認のまま扱います。
適用される条件と各回答の証拠を保存します。Solve のセキュリティ情報を調べる場合と同じ根拠基準を Gatsbi と他の候補にも適用してください。必須の管理項目が未確認なら、担当部門が解決するまで架空資料だけで試します。
| 項目 | 質問 | 残す根拠 |
|---|---|---|
利用許可 | この情報をこの契約で入力できるか | 組織の承認 |
処理先 | ファイルやログはどこへ送られるか | データフローと契約 |
保存 | 何をいつまで保存するか | 適用条件 |
アクセス | 誰が閲覧・共有できるか | 権限設定 |
書き出し・削除 | 完全な資料を残し終了できるか | 試した出力と保存例外 |
同じ架空の発明を各候補で試す
届出書の解説と同じ架空の温度応答式換気装置を使います。そちらは仕組みを説明し、ここではツールが事実を変えるかを試します。機密の発明でも試験済みの商品でもありません。
動作温度は不明、復帰ばねは提案とし、過熱低減の試験結果は与えません。図の誤った文は教材用に作ったもので、Gatsbi や他製品から観察された出力ではありません。
AI草稿の根拠のない記述を3か所見つける
3つの原資料と草稿を比較。未記載の温度が40°Cに、提案段階のばねが確定部品に、未検証の効果が試験結果に変わっています。修正後は不明点、代替案、仮説として残します。
架空の温度応答式換気口 · 一文ずつ照合
01不明点が数値に変わる
元のメモN1動作温度の記載なし。
説明用の誤った草稿「フラップは40°Cで開く。」
原資料と照合後動作温度は不明。発明者に確認する。
02提案が確定部品に変わる
元のメモN2「復帰ばねの追加を検討する。」
説明用の誤った草稿「装置は復帰ばねを備える。」
原資料と照合後復帰ばねは未確認の代替案。
03仮説が試験結果に変わる
元のメモN3過熱の低減を期待。試験データなし。
説明用の誤った草稿「試験により過熱低減が実証された。」
原資料と照合後過熱低減は、まだ検証されていない期待効果。
全候補へ N1–N5 と同じ指示を渡します。「このメモから内部の発明届出草稿を作成してください。裏付ける文の横にメモ ID を残し、不明値、代替案、未試験の効果を明記してください。矛盾と質問は列挙し、解決を創作しないでください。」ID 保持も試用項目です。
最初の出力を保存し、記録付きの確認 C1「リンクはフラップに取り付ける」を加えます。温度、ばね、試験結果は未解決のままです。対応する手順で再生成または編集し、次稿と出力の訂正を確認します。期待する処理を観察結果へ転記せず、実際に起きたことを記録します。
N1 — 不明:動作温度も温度範囲も提供されていない。
N2 — 代替案:「復帰ばねの追加を検討する」。発明者はばねを確認していない。
N3 — 未試験の効果:過熱低減を期待するが、実験も測定結果もない。
N4 — 仕組み:温度でバイメタル片が曲がり、リンクがヒンジ付きフラップを動かし、機械式ストッパーが移動量を制限する。
N5 — 矛盾:図のメモ A はリンクをフラップへ、B は筐体壁へ取り付ける。どちらが正しいか質問する。
| 入力・段階 | 期待する処理 | 探す失敗 | 試用記録 |
|---|---|---|---|
N1 · 温度不明 | 未解決のまま質問する | 温度や範囲を創作 | 観察した文:—。出典:N1。判断・訂正:— |
N2 · ばねの提案 | 未確認の代替案として残す | 提案を確定部品に変更 | 観察した文:—。出典:N2。判断・訂正:— |
N3 · 未試験の効果 | 試験証拠のない期待として記す | 予測を測定結果に変更 | 観察した文:—。出典:N3。判断・訂正:— |
N4/N5 · 関係と矛盾 | 仕組みを保ち取付の矛盾を示す | 制御方向の逆転や黙った選択 | 観察した文:—。出典:N4/N5。質問担当:— |
C1 · 確認と出力 | フラップへ取付を更新。他の未解決事項は維持 | 旧誤りの復活、出力で訂正・質問が消失 | 草稿版:—。出力結果:—。判断:— |
専門家が確認できる資料一式を準備する
技術説明、符号付きの図、出典一覧、代替案、貢献、質問をまとめ、公表等の時系列も添えます。元のチャットを開かなくても資料の状態が分かることが重要です。
各未解決事項に担当者を割り当てます。発明者は技術的事実、組織は提出とデータ処理、専門家は出願要件と法的問題を確認します。
Gatsbi の試用は許可されたテキストまたは DOCX から始め、Patent モードの草稿を確認します。出力に必要な一式が含まれるか試し、保持されない場合は出典対応、版履歴、質問を別途保存します。作成・出力の説明だけで全要件の充足は確認できません。
技術説明を確認する
発明者が本文、番号付き図面、代替案の状態を確認します。出典台帳と訂正を保存します。
資料一式を揃える
確認済み草稿、図面、出典 ID、貢献記録、発表日、版、担当者を添付し、質問を見える状態にします。
受領後に確認する
ツール外で出力ファイルを開きます。受領者が出典、最新版、質問への回答担当を見つけられるか確かめます。
導入判断と制限を記録する
受入基準、架空資料の試行、データ確認を合わせて候補を比較します。出典を失う複雑なシステムより、確かなフォームと人の追加質問が役立つこともあります。検索は技術的な問いが明確になってから追加を検討します。
選定理由と未確認機能を記録し、モデル、契約、連携、情報の種類が変わったら再評価します。目標は修正可能で追跡できる資料であり、「出願準備完了」という点数ではありません。
| 判断 | 必要な根拠 | 記録すること |
|---|---|---|
定義した作業に導入 | 事実と訂正を保持、出力が利用可能、実資料の処理が承認済み | 許可作業と入力、確認根拠、版・日付、担当者 |
制限付きで導入 | 限定作業は合格し、他は承認済みの手順で処理 | 除外事項、手作業、管理。実資料の許可が未定なら架空資料のみ |
現時点では導入しない | 重大な事実誤り、利用不能な引継ぎ、必須管理が未解決 | 失敗した要件、証拠、再試用条件 |
よくある質問
既存メモから Gatsbi で草稿を作れますか?
製品資料は Writer へのテキストまたは DOCX、Patent モード、確認と出力を説明しています。事実、出典、質問の保持を試してください。代わりに出願する機能ではありません。
公平に比較する方法は?
同じ架空メモ、指示、観察項目を使い、不明値、提案部品、未試験の効果、矛盾を含めます。実出力を保存し、訂正後の出力を確認します。
有用な実施形態が追加されたら?
提供済みの事実ではなく、由来付きの代替提案として記録します。発明者が技術的妥当性を、専門家が後の文書での使用を評価します。
未公表資料の前に何を確認しますか?
実際のアカウントと処理の許可・条件、サービス、保管、学習利用、アクセス、出力、削除です。必須管理が未解決なら架空資料に限定します。
草稿や先行技術検索は特許性を証明しますか?
いいえ。草稿は情報整理、検索は検討文献の発見です。発明者、特許性、出願は担当専門家が別途評価します。
出典・参考資料
方法の詳細、適用範囲、最新情報は原典をご確認ください。
- AI-enhanced invention disclosuresSolve Intelligence
- Data security for patent workSolve Intelligence
- Patsnap Eureka IP SearchingPatsnap
- Submit DisclosureMIT Technology Licensing Office
- Guidelines for Using Generative AI in Patent-Related ActivitiesMIT Technology Licensing Office
- Gatsbi Patent Disclosure Writer: inputs, drafting and exportGatsbi — 本ガイド発行元の製品資料